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宮本武蔵 日本最強の剣豪・”五輪書”の著者であり兵法家・二天一流の開祖。水墨画も描く美意識の達人!

こんにちは!
日本美意識本舗:オーナー・筆者
絵師・イラストレーターのアオキシロウです。

突然ですが・・・アナタに質問です。
この絵画・・・誰が描いたと思いますか?

木鳴鵙図(こぼくめいげきず)(出典:wikipedia)

答えを先に言っちゃいますね。

あの日本一強い剣豪(けんごう)であり
2本の刀を操る二刀流の達人として有名な
宮本武蔵(ミヤモト ムサシ)さんの作品なんです。

この水墨画(すいぼくが)を観ていると・・・
凛(りん)とまっすぐ
天に向かって、突き立った1本の枝に
群れずに停まる鳥を見て
愚衆に群れず、我が剣の道を極める
唯我独尊・孤高の宮本武蔵さんが
自分自身の姿を描いたのだと
感じるんです。

画家でも絵師でも画人でもない
剣の使い手:剣豪が
観る者をシビレまくらせる絵画を描く。
そんな驚きに出会ったので
今回、日本美意識本舗の”美意識の達人たち”に
宮本武蔵さんに登場いただきました。

紙本墨画紅梅鳩図〈宮本武蔵筆〉/出典:文化遺産オンライン)

宮本武蔵さんの愛刀
和泉守兼重(izumi no kami kaneshige)で
バッサリ切るが如く
一点の迷いもなく、曇りもなく
一筆(一太刀)で
剣豪らしく鋭く滑らかな清々しい
筆致・筆の趣(おもむき)で
描ききっている。

目次

井上雄彦:漫画家が描いたバカボンド宮本武蔵は?!

あなたは漫画好きですか?
僕は、漫画という美意識の表現が大好きです。

『バカボンド』とは、一定の所にとどまるのを好まず
転々と渡り歩く者。放浪者のこと。つまり宮本武蔵。

漫画家:井上雄彦さんが描いた
バスケットボール青春漫画『スラムダンク』
登場するバスケの選手たちは
実に個性的で大好きでした。

実は、井上雄彦さんが描いた
『バカボンド』の剣豪:宮本武蔵は
いい男過ぎて・・・イケメン過ぎる
・・・って感じてるんです(^^)

それに対して・・・

宮本武蔵(出典:freemartialartsonline.com)

漫画家 板垣恵介が『刃牙道』で描く
宮本武蔵の顔は凄いど迫力っ!

『グラップラー刃牙』(グラップラーバキ)の時代から
 僕は、漫画家:板垣恵介さんのファンですが
少年チャンピオン連載中の『刃牙道』
日本警察を相手に一人で暴れまくる宮本武蔵に
ハマっています。

漫画家:井上雄彦さんの『バカボンド』
漫画家:板垣恵介さんの『刃牙道』

まだ目を通してない方は
100円で本が手に入るブックオフに直行し
何冊か手に入れて観てください。
二人の漫画家の美意識がひしひしと伝わり
面白いですよ。

バカボンド、刃牙道の”ムサシ”だけが
宮本武蔵じゃない!あの天才浮世絵師
歌川国芳が描く”ムサシ”もシブいっ!

歌川国芳(くによし)
『美家本武蔵 丹波の国の山中にて年ふる野衾を斬図』
(出典:wikipedia)

日本の美意識を浮世絵いう世界で発露した
天才浮世絵師:歌川国芳(うたがわ くによし)
超越した筆力と気迫がみなぎる想像力の塊が
宮本武蔵の伝説の剣力と合体し
想像を超える絵:まだ見ぬ世界へ連れ立ってくれる!

剣豪”宮本武蔵”と
ジャズ界の帝王”マイルス・ディヴィス”

の孤高が重なる!

音楽という美意識の世界観。
その美意識を昇華させたJAZZ。
生粋のジャズメン。
ジャズ史に輝くジャズトランペッター、
”マイルス・デューイ・ディヴィス三世”

常に新しい時代の中で革新サウンズを
創造し続けたモダンジャズの帝王:
マイルス・ディヴィスの描いた絵画を観た時
解き放たれる芸術表現者の息吹を感じました。

そんな彼の立ち姿を観ると、
なぜか宮本武蔵を思い出します。

Miles Dewey Davis III:(出典:wikipedia)言わずと知れたJAZZの帝王

宮本武蔵:江戸時代初期の剣豪。宮本武蔵の肖像画(自画像)(出典:wikipedia)

ジャズの達人にして表現者として
絵画も描くマイルス・ディヴィスが
トランペットに息を吹き込む姿。

剣術家の達人にして
絵画の達人であった宮本 武蔵が
ぬぅ〜と脱力し
二刀流の構えで突っ立つ姿。

二人の芸術家の孤高が重なりを感じるんです。

絵画だけでなく、ジャンルを超えて芸術家は
目の前にある一瞬を捉えて
観る者をその現場の空域に連れ去ってしまう。

表現者として尊敬する二人の姿が心に残ります。

剣豪:宮本武蔵が日本刀”金重(かねしげ)”で
人を切った瞬間を観た人は今一人もいない!

巖流島に建つ銅像(山口県下関市)/出典:wikipedia)

【巖流島(がんりゅうじま)】
山口県下関に現存する島、正式な島名は船島(ふなしま)
その島にアナタが旅して、訪れてみたら
もしかしたら、あの剣豪:宮本武蔵に出会えるかも・・・

『歴史の事実を観たものは、現在は一人もいない』
これが真実です。

あの国民文学作家である小説家:吉川英治さん
小説「宮本武蔵」
実際に宮本武蔵に会っないけれど
作家の美意識と想像力が宮本武蔵を蘇らせています。

宮本武蔵ってどんな人?
剣豪:宮本武蔵についてカンタンに教えて?

宮本武蔵(みやもと むさし)という人は
どんな人物だったのか?
一言で言うと
江戸時代初期に生き実存した剣術家。
兵法家:剣術の指南役。
二刀を用いる二天一流の開祖。

天下無双(世の中に並ぶものがないほど優れているさま)
と言われるほど、生死をかける剣術での喧嘩が
めっぽう強かったと伝承されている
世界でも名高い日本No. 1の剣の使い手として有名です。
※兵法とは日本において剣術を中心とした
総合武術・戦闘術の総称。

宮本武蔵!60回あまりの真剣勝負に全戦全勝!

初決闘の地を記念した石碑/平福(ひらふく)現在の兵庫県佐用町

剣豪:宮本武蔵は初めて決闘されたとされる場所に
石碑が立っている。
宮本武蔵の著書『五輪書』には
13歳で初めて新当流の有馬喜兵衛と決闘し勝利!
そして
16歳で但馬国(たじまのくに)の
秋山という強力な兵法者に勝利!
以来29歳までに60余回の勝負を行い
すべてに勝利したと記述されてる。

宮本武蔵の生まれた年は? 生誕・没年は?

謎が多いのですが、誕生は天正12年(1584年?)〜
没年は、正保2年5月19日(1645年6月13日)とされている。

宮本武蔵の本姓・本名は? 幼名は? 号は?
新免武蔵守・藤原玄信も実は、宮本武蔵。

本姓(ほんせい)は”藤原”
名字(みょうじ)は”宮本”、または”新免”(しんめん)
通称(つうしょう)は”武蔵”
(いみな)は玄信(はるのぶ)
幼名(ようみょう/ようめい)は辨助(べんのすけ)
二天、また二天道楽
→宮本武蔵の著書『五輪書』の中では
→新免武蔵守・藤原玄信と名乗っています。

巖流島の決闘(出典:wikipedia)
宮本武蔵VS佐々木小次郎の決闘

宮本武蔵の父の名は?新免 無二(しんめんむに)
世の中に二つ無いと言う意味なのか?

新免(しんめん)とは
日本人の氏(うじ)・姓(せい)のひとつで
岡山県・兵庫県に多いと言われます。

新免無二しんめん むに、生没年不詳)は
戦国時代の剣豪、宮本武蔵の実父だったとされています。
ですので
新免玄信(しんめん はるのぶ)宮本武蔵のことなんです。

知ると得する本姓・名字・通称・号の豆知識
【名】ついて知ると歴史も面白くなります。

本姓(ほんせい)とは
・・東アジアの漢字文化圏で用いられる血縁集団の名称のこと。
・・明治以前の日本において 「氏(うじ)」のこと。
・・例えば、藤原氏(ふじわらうじ)のような
・・「本来の姓(せい)」という意味。
名字(みょうじ:苗字)
・・家(家系、家族)の家名(かめい)のこと。つまり
・・父から子に父系に代々継承される永続性を持った
・・個々の家に付けられた名称のこと。
諱(いみな)とは、
・・忌み名(いみな)、真名(まな)とも言う
・・英語圏ではTrue name(直訳すると「真の名」)に当たる。
通称(つうしょう)
・・・一般に使われている、呼び名・俗称(ぞくしょう)
号(ごう)とは
・・現在ではペンネームや筆名のこと。
・・つまり、創作活動で本名とは別に使用する称号。
・・俳句や日本画などの分野を除いては「号」の呼び方は
・・あまり使用されなくなった。

宮本武蔵は身長180センチもある大男だった!

武蔵は身長が高く大男だった・・・そうです。
身長は180cmほどあったそうです。

史料にも、6尺あったと書かれています。(1尺=30.3cm)

江戸時代でこの身長・体格。
男の平均身長が155~158cmだったとされる
あの当時では、まさに大きな男だと思われます。

小説家:吉川英治さんの「宮本武蔵」や
ドラマや漫画など創作品では
主人公の宮本武蔵は
格好いいイメージに描かれていますが

何十人も真剣でブッた切ってきた
悪魔も退く鬼畜のような悪党剣士だった。
という一説もあります。

剣豪:宮本武蔵と吉岡一門との決闘
”一乗寺下り松”での戦いを観たかった!

武蔵像と一乗寺下り松の古木 – 京都市左京区(出典:wikipedia)

1964年の映画「宮本武蔵 一乗寺の決斗」の舞台になった
一乗寺下り松(いちじょうじ さがりまつ)とは
現在、京都市左京区一乗寺花ノ木にある松の木
江戸時代初期、宮本武蔵が吉岡一門数十人と決闘を
行った伝説の場所

平安時代の昔から、近江から京に通じる交通の要所とされ
旅人の目印として植え継がれてきた時代を生きてきた松で
現在の松は4代目

曼殊院道(まんしゅいんみち)と
狸谷不動明王道(たぬきだにふどうみょうおうみち)
が分岐する場所にあたり
現在は、その松と『宮本 吉岡 決闘之地』碑があります。

宮本吉岡決闘之地碑(堀正平建立)/出典:wikipedia

宮本武蔵の描く美意識に脱帽!
剣の達人は絵の達人であり芸術家でした!

この絵画、誰が描いたと思いますか?
そうなんです。剣豪:宮本武蔵さんの作とされています。

”芦雁図”(ろがんず) 
伝宮本武蔵筆:六曲屏風重要文化財/出典:wikipedia

芦雁(ろがん:葦と雁)
多くの日本の絵師・画人の達人達が、
昔から描いてきた題材です。

葦(あし)とは、水辺にはえ、形はススキに似ている植物。
雁(がん)とは、かも科の大形の鳥。
日本には晩秋、北方から渡来し、翌春ふたたび北方に去る渡り鳥。

宮本武蔵が描いたとされる”芦雁図”(ろがんず)
剣の達人でありながら
絵師の達人と言えるほどの秀逸な作品ですよね。
素晴らしいっ!

宮本武蔵=宮本二天が描く『鵜図(うず)』
ただ者じゃない表現力に驚嘆っ!

紙本墨画鵜図〈宮本武蔵筆〉(出典:wikipedia)

東京・目白にある永青文庫で
実際に、宮本武蔵が描いたとされる『鵜図(うず)』
立ち会いました。
日本自然・四季に必ず登場してくる鵜(う)という鳥を
題材にした絵画。
その凛とした宮本武蔵さんの美意識に
圧倒されたことを今も覚えています。

歌川国芳の想像力・筆力が
宮本武蔵の”凄み・魅力”を炙り出す!

先人・先達の浮世絵師の想像力と発信力と
宮本武蔵の神秘性と魅力との
コラボレーションの観てみましょう!

歌川国芳の浮世絵『宮本武蔵の鯨退治』
観る者のド肝を抜く圧巻のど迫力! 

『宮本武蔵の鯨退治』歌川国芳画(出典:wikipedia)

あの奇想天外なアイデアと卓越した画力で
泣く子も黙る天才浮世絵師の芸の術にかかると
最強剣豪:宮本武蔵は大海原の大鯨と
対等に闘うことになる。
観たこともない世界観(ワールド)を
想像させてくれる恩恵は
天才浮世絵師の美意識と画力、そして
伝説のスーパースターの存在があったからこそ・・・。

歌川国芳の『報讐忠孝伝 宮本武蔵』
武蔵の衣装も姿もめちゃくちゃ粋!

『報讐忠孝伝 宮本武蔵』 歌川国芳画(出典:wikipedia)

歴史の真実というものは
その現場にいた当事者たちにしか、わからない。
これが真(まこと)の真実。

人々の心根と想像力によって、歴史の主人公や脇役は
映画に登場してくる俳優が如く
性格付けをされ、物語の語りの上を歩き
演出・脚色されていく。

天才・浮世絵師:歌川国芳(うたがわ くによし)の描く
宮本武蔵は、めちゃくちゃ粋で格好いいっ!ですよね。

『歌舞伎絵の宮本無三四』
絵になるとは、このことを言うのだ!

暴れまくる果てに絵から飛び出そうな
化け物・怪獣を退治する最強の剣豪:宮本無三四(宮本武蔵)は
観る者の脳と心に英雄となり生き続けます。

歌舞伎絵の宮本無三四(出典:wikipedia)

まとめ

宮本武蔵は
剣術家・兵法家であった父
新免無二(しんめん むに)から学び、
父の開いた武術流派の

当理流(とうりりゅう)を発展させ、
流名を円明流(えんめいりゅう)に改めました。

真剣勝負を重ね、晩年
右手に長い大太刀(おおだち)
左手に短い小太刀(こだち)

を用いる五つのおもて「五方」に
まとめ上げて、その兵法理念を
『五輪書』に書き表したと伝えられます。

剣豪:宮本武蔵:二刀剣法(二刀流)の姿は美しい(出典:wikipedia)

60回もの生死をかけた
真剣勝負を重ねてきた猛者(もさ)であり

日本最強の剣豪:宮本武蔵さんとは
実際に剣を交えて立ち会ったことはありませんが

実際に、宮本武蔵剣士が描いたとされる
絵画作品の数々と
向き合ったことはあります。

その絵画から発散させるオーラから
宮本武蔵さんは
卓越した美意識の持つ主であったと
瞬時に感じ取ることができ
芸術家である宮本武蔵さんに
脱帽させられました。


日本美意識本舗:筆者 
アオキシロウより  2017年1月吉日

この記事の巻末に著者:アオキシロウの詳細プロフィール
を紹介していますので、ご覧ください(*゚▽゚)

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