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浮世絵師 歌川広重 世界がうらやむ至宝の超魅力と究極の吸引力

▶︎浮世絵師 歌川広重『東海道五十三次』『庄野宿』(出典:wikipedia)

夕立の雨が降り出す中、先を急ぐ籠と往き交う人々。
降りしきる雨音・雨粒が地面を叩く音が聞えてきます。

この広重画(ヒロシゲガ)を観た私たちは
いきなりその場にワープし、その空間に放り出され
身体に夕立の雨を浴びる体験をしてしまうんですね。

こんにちは!
お越しいただき、ありがとうございます。

日本美意識本舗:オーナー・筆者
偏愛美意識作家・絵士・表現者のアオキシロウです。

『日本美意識本舗』では
絵を描く僕自身がインスパイア(感化)され続け
アオキシロウ自身が認める

日本芸術美術作家の猛者たちだけを
紹介していきます。

今回は、全世界の財産・至宝とうらやまれる
日本の浮世絵師 歌川広重という
【美意識の達人絵師】にご登場いただきます。

もくじ:この記事の内容

歌川広重って、ところで
いったい何者?生まれは?

歌川広重(うたがわ ひろしげ)と読みます。

いきなり、アナタに質問です。
歌川広重さんが生まれた都道府県はどこでしょうか?

ズバリ、浮世絵師 歌川広重さんは、江戸っ子なんですね。
江戸城のあるお江戸・東京生まれ、東京育ちの方。

歌川広重の生い立ちは? 歌川広重の本名は?
歌川広重の人物像は?

歌川広重さんの生い立ちは?
江戸の町火消の安藤源右衛門の子として生まれました。
そして、歌川広重さんの本名・本性は?
安藤(本名)広重=〈あんどう ひろしげ〉です。

15歳のころに歌川豊国の門に入ろうとしたけど
門生多数の理由で断られたらしく、
同じ歌川派の歌川豊広に入門したそうです。
その後、家業の火消しを兼業して
浮世絵師 歌川広重の道を歩むことに・・・。

歌川広重について・・・カンタンに教えて?
歌川広重さんの職業は? 何のプロだったの?

歌川広重さんは、
江戸時代の町人文化を彩った
『浮世絵』『浮世絵版画』という
アートでお江戸の町人を始め、
ニッポン全国の民衆を一世に風靡した
江戸後期の風景浮世絵師なんです。

今で言うところのイラストレーターのような・・・
その時代の流行や風俗や
今で言うところの旅雑誌の絵など(現在は写真ですが)
人々の姿・街の景色・名所の景観、
世間の空気感・情緒・風情と

いったものを浮世絵版画を中心に描き表現して
生計を立て大活躍したプロ絵師です。

後世、世界が誇る日本の珠玉の名作家・大遺産と
称され、錦絵師・浮世絵師・風景絵師・名所絵師
であり江戸時代後期に出現した
偉大なる天才風景浮世絵の絵師・画人です。

歌川広重:Utagawa Hiroshige(出典:wikipedia)世界最高峰!世界がうらやむニッポンの至宝:風景浮世絵師の歌川広重さん!

歌川広重:Utagawa Hiroshige(出典:wikipedia)世界最高峰!世界がうらやむニッポンの至宝:風景浮世絵師の歌川広重さん!

浮世絵師 歌川広重の代表作は『東海道五十三次』『名所江戸百景』『富士三十六景』どれも見事な傑作集!

風景浮世絵師 歌川広重の代表作である
名所浮世絵シリーズの
『東海道五十三次』
『名所江戸百景』
『富士三十六景』

東海道の道中、お江戸の町・界隈の景色、
富士山の絶景に連作でフォーカスし、
観る者を楽しませ離さない傑作中の傑作!

江戸庶民・日本人のファンだけでなく
欧州の人々をはじめ、
世界各国の海外のファンの視線を奪い心を射抜き、
感性を掴んで離さない広重さんの美意識の結晶。
つまり、歌川広重の代表作として輝いています。

『東海道五十三次』の浮世絵は実は55枚!
どれを観ても風景浮世絵の最高傑作です!

歌川広重代表作『東海道五十三次』
・・・・・35番目の宿場『御油:ごゆ』

夕方、日暮れる前に客を取らんと商売にならんと、
客引きのオバちゃんが、
強引に嫌がる客を無理やり引き入れようとする。
首が苦しくてたまんねぇ〜というお客の顔の表情。
思わず笑っちゃうユーモアが広重画(ヒロシゲガ)から
にじみ出てきます。
・・・浮世絵版画絵師:歌川広重さんの真骨頂!

歌川広重 最高傑作『東海道五十三次』35番目の宿場は御油:ごゆ/(出典:wikipedia)

歌川広重 最高傑作『東海道五十三次』35番目の宿場は御油:ごゆ/(出典:wikipedia)

日本の風情と情緒が溢れ出る
その卓越・超越した独特の持ち味。
日本の美意識の結晶とも言える
浮世絵師 歌川広重の定番は ”日本の名所の風景画”

歌川広重さんの風景浮世絵の世界を覗き込むと
広重さんが生きた江戸時代にワープしてしまう。
・その時代に生きた町人・商人の風情
・日常で着ていた男・女の着物・衣装
・その頃、日常、使われていた諸道具のいろいろ
その現場にアナタが歩きながら垣間見れるんです。

歌川広重の傑作!『名所江戸百景』の『深川州崎十万坪』

江戸生まれ江戸育ちの江戸っ子の歌川広重さん
きっと根っからお江戸(東京)が
好きだっただろうと思う。
僕も時々、思うことがある。
・・・”鳥”になりたいと。
そう、鷹になって
真っ白に白化粧した雪の東京(お江戸)を
夜空を飛びながら眺めてみたい・・・と。

そう、きっと、傑作『深川州崎十万坪』の
この鳥はきっと広重さんなんだろう・・・と。

『名所江戸百景』深川州崎十万坪(出典:wikipedia)

名所江戸百景:深川州崎十万坪(出典:wikipedia)

歌川広重の旅の絶景!『富士三十六景』の『甲斐御坂越 』 

旅人が峠を抜けるて、開けた景色を見上げると
目の前に、美しい富士山に出くわす。

旅の疲労も一瞬にしてすっ飛ぶ瞬間。
旅人は名峰富士に癒される。

広重さんの旅の風景画は、
観る人に胸のすく思いを体験させてくれる。

『富士三十六景』甲斐御坂越(出典:wikipedia)

富士三十六景:甲斐御坂越(出典:wikipedia)

浮世絵師 歌川広重と葛飾北斎。広重と北斎は
人物も作品全部が絶景であり世界の至宝です。

歌川広重さんがどんな人物なのか・・・?
カンタンに一言で言うと
どんな人物なのょ・・・教えてぇ
となると、この人物なくして日本の美しい
”浮世絵 風景画”は語れない。
世界の絵画アート界においても
あの天才画狂人と評される葛飾北斎と並び
浮世絵風景画の大御所・巨匠・天才第一人者です。
と・・・僕は言いきります。

日本は小ちゃな島だけど、
四季の恵みの豊かな本当に美しい国。
その美を歌い上げる美意識に満ち溢れる
歌川広重の”浮世絵 風景画”
世界がうらやむ日本の至宝と言えます。

浮世絵師 歌川広重の代表作:東海道五十三次
は53と題していますが、実はですね・・・?

歌川広重の代表作の中でも
輝き続ける代表作『東海道五十三次』とは?
時は江戸時代。
お江戸日本橋から京都三条大橋に至るまで
東海道を辿って
立ち寄れる53の宿場を描いた街道シリーズ。

で、ですね・・・
『五十三次』というように
53と銘打っていますけれど・・・

スタート地点のお江戸『日本橋』と
ゴール地点の『京都』は
実は、数えられていないので、
実際の浮世絵版画の合計枚数は55枚なんです。

江戸日本橋から京都までの
東海道の道のりにおける53の宿場に
行き交う人々の生き生きとした様子が描かれ
江戸時代に生きた人々の
身なり・服装や豊かな所作や表情
そして、
東海道の旅道中を楽しみ絶景を捉える目線
歌川広重さんの美意識が、
僕らをシビれ続けさせてくれます。

浮世絵師 歌川広重の代表作『東海道五十三次:日本橋』
江戸人歩きの旅の出発の地。心意気の東海道五十三次!

現在は日本橋の上を高速道路が走る。
江戸時代には日本橋に大名行列が渡る。
今、業者と政治家と建設会社の不正が露呈した
築地市場の前身である魚河岸は、
かつて日本橋の袂(たもと)にあった。
行商の魚屋さんは、魚河岸の仕入れで忙しいね〜っ!
・・・で、55番目の終点『京都 三条大橋』まで。
アナタの東海道歩きの旅は始まったばかり(^^)!

歌川広重の代表作「東海道五十三次」の出発地点 ”日本橋”(出典:wikipedia)

歌川広重の代表作「東海道五十三次」の出発地点 ”日本橋”(出典:wikipedia)

『東海道五十三次の終着点』浮世絵師 歌川広重の代表作
『京都三条大橋』清々しい日本美意識の絶景あっぱれ!

出発点の『日本橋』から数えて55番目、
終着点の『京都三条大橋』の上にアナタは立ち尽くす。
徒歩だから何日かかったんでしょうね・・・?
実際に歩いて旅をした自分の足で
『三条大橋』の木板の上に立ってる。ふと・・・
周りを見渡すと・・・清き川の流れと
山肌の絶景に包まれていることに気付き
長かった徒歩の東海道の旅の無事と
貫徹した喜びに、心と足は震えちゃって思わず
心から底板から湧き昇る感動に涙を流すんですね。
本当に感動しちゃって、
こっちが涙でちゃうよ(ノ_・。)ウゥ・・・

東海道五十三次の終着点の『京都三条大橋』(出典:wikipedia)

東海道五十三次の終着点の『京都三条大橋』(出典:wikipedia)

『東海道五十三次』歌川広重の浮世絵代表傑作
53の宿場全部の読み方と現在地名を教えて?

あなたもこんなこと経験したことはないですか?
江戸時代の地名の読み仮名が読めない。
江戸時代の地名の位置が、
いったい現在の地名位置のどこなのか?
・・・わからない。
・・・なんてことはよくありますよね。

『東海道五十三次』53の宿場名一覧の読み方と現地名  
・・・出発地と到着地を加えると全部の55なんですね。

出発地点)日本橋:にほんばし/東京都中央区
1)品 川:しながわ/東京都品川区
2)川 崎:かわさき/神奈川県川崎市川崎区
3)神奈川:かながわ/神奈川県横浜市神奈川区
4)保土ヶ谷:ほどがや/神奈川県横浜市保土ヶ谷区
5)戸 塚:とつか/神奈川県横浜市戸塚区
6)藤 沢:ふじさわ/神奈川県藤沢市
7)平 塚:ひらつか/神奈川県平塚市
8)大 磯:おおいそ/神奈川県中郡大磯町
9)小田原:おだわら/神奈川県小田原市
10)箱 根:はこね/神奈川県足柄下郡箱根町
11)三 島:みしま/静岡県三島市
12)沼 津:ぬまづ/静岡県沼津市
13) 原 :は ら/静岡県沼津市原
14)吉 原:よしはら/静岡県富士市
15)蒲 原:かんばら/静岡県庵原郡蒲原町
16)由 比:ゆ い/静岡県庵原郡由比町
17)興 津:おきつ/静岡県清水市
18)江 尻:えじり/静岡県庵原郡江尻町
19)府 中:ふちゅう/静岡県静岡市
20)鞠 子:まりこ/静岡県静岡市丸子
21)岡 部:おかべ/静岡県志太郡岡部町
22)藤 枝:ふじえだ/静岡県藤枝市
23)嶋 田:しまだ/静岡県島田市
24)金 谷:かなや/静岡県榛原郡金谷町
25)日 坂:にっさか/静岡県掛川市
26)掛 川:かけがわ/静岡県掛川市
27)袋 井:ふくろい/静岡県袋井市
28)見 付:みつけ/静岡県磐田市
29)濱 松:はままつ/静岡県浜松市
30)舞 阪:まいさか/静岡県浜名郡舞阪町
31)荒 井:あらい/静岡県浜名郡新居町
32)白須賀:しらすか/静岡県湖西市
33)二 川:ふたがわ/愛知県豊橋市
34)吉 田:よしだ/愛知県豊橋市
35)御 油:ご ゆ/愛知県豊川市御油町
36)赤 坂:あかさか/愛知県宝飯郡音羽町
37)藤 川:ふじかわ/愛知県岡崎市
38)岡 崎:おかざき/愛知県岡崎市
39)地鯉鮒:ちりゅう/愛知県知立市
40)鳴 海:なるみ/愛知県名古屋市緑区
41) 宮 :み や/愛知県名古屋市熱田区
42)桑 名:くわな/三重県桑名市
43)四日市:よっかいち/三重県四日市市
44)石薬師:いしやくし/三重県鈴鹿市
45)庄 野:しょうの/三重県鈴鹿市
46)亀 山:かめやま/三重県亀山市
47) 関 :せ き/三重県鈴鹿郡関町
48)阪之下:さかのした/三重県鈴鹿郡関町
49)土 山:つちやま/滋賀県甲賀郡土山町
50)水 口:みなくち/滋賀県甲賀郡水口町
51)石 部:いしべ/滋賀県甲賀郡石部町
52)草 津:くさつ/滋賀県草津市
53)大 津:おおつ/滋賀県大津市
終着地点)京 都:きょうと/京都府京都市中京区

『東海道五十三次』15番目の宿:”蒲原:かんばら”!
 歌川広重の代表作の中でも傑作中の傑作!

あぁ、雪だ。凍れるなぁ今夜も。
夜も深まるにつれ、ますますと・・・
・・・しんしんと・・・シンシンと・・・
・・・静かに降り落ちてくる雪音が聞こえる。
僕とアナタが雪を踏む音も聞こえる。ギュギュと。

歌川広重の代表作『東海道五十三次』の15番目の宿の”蒲原:かんばら”(出典:wikipedia)現在の静岡県静岡市清水区。

歌川広重の代表作『東海道五十三次』の15番目の宿の”蒲原:かんばら”(出典:wikipedia)現在の静岡県静岡市清水区。

『東海道五十三次』43番”四日市宿(よっかいちじゅく)

四日市の風が吹く。
『ふうっ〜冷えェ風が刺さるぜぃ!
あっ、アッシのの三度笠がっ〜!』

びゅ〜びゅ〜と横なぐりの四日市の風。
。。。あなたも感じますよね。

代表作『東海道五十三次』43番目の宿場”四日市宿”(出典wikipedia)

代表作『東海道五十三次』43番目の宿場”四日市宿”(出典wikipedia)

『東海道五十三次』16番目の宿場『由比(ゆい)』

ここから眺める富士山絶景は胸をすく。
現在もここから観る富士山は絶景。

歌川広重さんも葛飾北斎さんも僕も絶景富士を愛す。
広重さんは絶景を絶対に逃さない (;^_^A
美意識を共有できるっていいよね。

代表作『東海道五十三次』16番目の宿場:由比宿(ゆいじゅく/出典:wikipedia)最寄駅は、JR東海道本線由比駅又は蒲原駅。

代表作『東海道五十三次』16番目の宿場:由比宿(ゆいじゅく/出典:wikipedia)最寄駅は、JR東海道本線由比駅又は蒲原駅。

『東海道五十三次』11番目の宿場の”三島(みしま)”

馬に乗っての旅。籠に乗っての旅。渋いっすよね。
シルエット(影)の風合い・濃淡と
グラデーションだけで、
その場の空間の空気も、
奥行きも描いてしまう広重画の芸の術に脱帽!

歌川広重 最高傑作『東海道五十三次』11番目の宿場は三島宿(出典:wikipedia)現在の静岡県の三島市に位置する。

歌川広重 最高傑作『東海道五十三次』11番目の宿場は三島宿(出典:wikipedia)現在の静岡県の三島市に位置する。

浮世絵師 歌川広重の代表作はコレだ!
大はしあけたの夕立』『亀戸梅屋舗
両国花火』『深川十万坪』『する賀てふ
猿わか町夜景』すべてが素晴らしい!

19世紀中期、欧州にジャポニズムという波動を生み出し
『日本の美意識』を全世界に知らしめるキッカケをつくった
歌川広重 浮世絵の代表作の数々は目を奪う光を放ち続けています。

浮世絵師 歌川広重の作品集を観ると
日本とお江戸の旅が楽しくなる!(^^)

お江戸生まれ・育ちの歌川広重さんの描く
日本(にっぽん)の名所絶景画からは
お江戸の空間の空気と風情と粋な香りを感じて
東京生まれ・育ちの僕自身にとっては
たまらなく心と頭と全身が心地よくて、
シビれてしまう感動を与えてくれる。
まさに、珠玉の日本・お江戸の美意識なんです。

名所江戸百景』浮世絵師 歌川広重の代表作
この絵の中を散歩して江戸の絶景を楽しむ!

広重最晩年の作品であり
その死の直前まで創作・制作が続けられた
浮世絵叙情絵師 歌川広重の代表作『名所江戸百景』
「一立斎広重 一世一代 江戸百景」として
刊行された118枚の図絵から成る
当時の江戸の人々を魅了し大ベストセラー。
全部紹介するには、誌面が足りないので・・・
特に僕の心棒を揺らし続ける作品を紹介しますね。

超傑作:両国花火(りょうごくはなび)
歌川広重の『名所江戸百景』の魅力を爆発させている!

こんなに素敵な木造の両国橋から、
いっぺい日本酒をぐいっ』と酒を吹っ掛けて
見上げる花火!
江戸っ子にもってこいの最高級の絶景ですね。

『名所江戸百景』両国花火(出典:wikipedia)

『名所江戸百景』両国花火(出典:wikipedia)

広重の代表作『名所江戸百景』の『猿わか町よるの景』

・・・賑わう浅草:満月の夜の猿若町
歌川広重の浮世絵の真骨頂は”夜”  美しい月の夜や、
星空のきらめくシンとした夜景。
満月の夜は明るく、そして人々の影が伸びる。
こんな美しい満月の夜に
自分の影が伸びるのを見ながら歩いてみませんか?

『名所江戸百景』猿わか町よるの景(出典:wikipedia)

『名所江戸百景』猿わか町よるの景(出典:wikipedia)

浮世絵師 歌川広重の”ヒロシゲブルー”は
フランス印象派画家に多大な影響を与えた!

京都名所之内:淀川(出典:wikipedia)

京都名所之内:淀川(出典:wikipedia)

四方を海に囲まれた日本に生まれ育った日本人の
美意識の中に、いにしえの時代より、
”海”・・・つまり”海の青”が、遺伝子の中に
刻み込まれているように僕は感じているんです。

広重が活躍した当時、
既存の藍色とは異なる”青=ブルー”
オランダ舶載のベロ藍
(ベロあい、ベルリンブルー、プルシアンブルー)が
中国で安価に生産されるようになり
葛飾北斎や溪斎英泉など多くの絵師が
この”青=ブルー”を多用し
江戸時代後期を代表する浮世絵師:歌川広重の作品にも
この”美しい青色”が多用されてるんです。

ゴッホは歌川広重の浮世絵を模写していた!
ゴッホやモネが強烈に影響を受け感化され続けた
浮世絵師 歌川広重の浮世絵の傑作!

歌川広重の作品の真骨頂である
”日本の名所・風景画”には日本の美そのものである
多くの海・川・湖などの水辺が取り上げられている。
静かな水面・さざ波の水辺・うねる渓流・深く青く渦巻く海
そして、ぬけるように広がる青空の情景。
広重はぼかし等の技法を用いて
この”ベロ藍”の”青=ブルー”を
たくみに使いこなし表現しているんですね。

歌川広重の傑作『名所江戸百景』の『亀戸天神境内』

初詣で参拝したんですが
亀戸天神は良かったな〜素晴らしい名所でした。

『名所江戸百景』 亀戸天神境内 (出典:wikipedia)

『名所江戸百景』 亀戸天神境内
(出典:wikipedia)

粋でお洒落で、いなせで、
素晴らしいヒロシゲ・ワールドを

生み出した美しい四季の国:日本(にっぽん)に
生まれたことを感謝せずにはいられない心境になる。
そして、偉大なる日本人の先達・先人の血が
僕ら日本人全身の細胞に流れていることに
誇りと気概を感じます(*゚▽゚)

安藤広重と歌川広重って同じ人?
歌川広重と安藤広重の違いを教えて?

安藤広重と歌川広重。
歌川広重と安藤広重に違いがあるんでしょうか?

ズバリ、解答は、同一人物なんです。
歌川広重(うたがわ ひろしげ)
安藤広重(あんどうひろしげ)
同じ人物なんですね。

歌川広重の本名は?
歌川広重の職業・画業の名前は?

1797(寛政9年)
江戸八重州河岸に生まれた歌川広重。
歌川広重さんの本名は『安藤(あんどう)』
幼名は徳太郎。のちに、本名:安藤重右衛門
幼くして両親を亡くすと家督を相続し
火消同人職につきます。
その職業に携わりながら1811(文化8年)
15歳の時に浮世絵師:歌川豊広に入門。
その翌年から浮世絵師の師匠:豊広から
画名:広重(ひろしげ)という名を与えられる。
当時の人気浮世絵師:歌川豊広に師事し
浮世絵を学び始め、
その後、27歳の時に火消同人を引退し
歌川広重は浮世絵師として活躍していったんですね。

江戸時代までは、武士や絵師や学者などは、
出世魚のように、
元服の時など、出世に伴って
名前を変える習慣があったんですね。

名前の話になりますが、
日本人が大好きな海のお魚:ブリ。
旬の天然モノの寒ブリのお刺身は、
脂がのって美味いっすよね。
実は・・・あの美味なる『ブリ』は
出世魚(しゅつせいうお)といって
【もじゃこ ⇒ わかし ⇒ いなだ ⇒ わらさ ⇒ ぶり】
のように同じ魚なのに、
成長に伴って名前が変わる魚なんですね。

浮世絵師 歌川広重の本名・画号・画名も
全部教えてください!

歌川広重さんも出世魚のように画号(名前)を
変えていきました。
プライベート:私生活と画業での名前を
使い分けていたみたいです。

私生活での名前は
▶︎徳太郎(幼名=とくたろう)
安藤 
重右衛門(本名=あんどうじゅうえもん)
のちに鉄蔵(てつぞう)
または徳兵衛(とくべえ)と称した。
画道の道では、本名の安藤 重右衛門ではなく
浮世絵師 歌川豊広に入門して
師と自身の名から1文字づつ取って『広重
つまり、
▶︎
歌川広重(うたがわ ひろしげ)
という
絵師の名前(画名)を受けデビューを果し、
役者絵からはじめ美人画に手をそめたり
「春画(しゅんが)」も手掛け
▶︎色重(いろしげ)と(隠号)でも呼ばれた。
浮世絵師 歌川広重は、
初期には人気を得ることは叶わず
不遇の時代を過ごしたが
正式に家督の同心職を譲り絵師に専心し
▶︎ 一遊斎(いちゆうさい)
▶︎一幽斎 広重(いちゆうさい)
▶︎ 一立斎(いちりゅうさい)
▶︎歌重(うたしげ)
というように画号を変えていったんです。

浮世絵師 歌川広重は
連作錦絵≪東都名所≫などを発表するなど
風景絵師として本格的に始動。
代表作≪東海道五拾三次≫を刊行し爆発的な人気を博す。
その後、街道第二作目として≪木曾街道六拾九次≫を始め
≪江戸近郊八景≫、≪京都名所≫、≪近江八景≫など
次々と発表し名所絵師として不動の地位を確立する。
最晩年に手がけた≪名所江戸百景≫では
江戸人の景色に対する美意識の象徴と
数多くの作品を描き傑作を生み出しました。
生涯にわたり、諸々も合わせると
広重画(ひろしげが)は
総数で2万点にも及ぶと言われている。

歌川広重 富士三十六景に魅了され
葛飾北斎 富嶽三十六景に心奪われる!

見比べるも優劣なんて付けられない

世界が誇る二人の天才絵師!歌川広重と葛飾北斎。
歌川広重の代表作
➡︎『富士三十六景(ふじさんじゅうろっけい)』

葛飾北斎の代表作
➡︎『富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)』

言わずと知れた世界を代表する
日本の天才浮世絵師のふたりが
描いた広重富士と北斎富士を比べて観てみると
どちらも個性があって
もう息がつまるほど美しく素晴らしいです。

さすが、
日本の美意識を代表する二人の浮世絵シリーズ。
歌川広重と葛飾北斎の代表作には、
日本人の美意識の核ともいうべき「富士山」を
テーマに取り上げています。

つまり
歌川広重『富士三十六景』と
葛飾北斎『富嶽三十六景』は

世界遺産となるであろう傑作をこさえ残しています。

※この広重さん『富士三十六景』と
 北斎『富嶽三十六景』については
奥が深すぎるので、ここでは取り上げず
【日本美意識本舗】の別コーナーで
紹介しようと思います。

歌川広重『富士三十六景』の富士山!
葛飾北斎『富嶽三十六景』の富士山!
広重富士と北斎富士は世界の最高峰!

全世界が誇る日本の名物浮世絵師のご両人、
歌川広重さんと葛飾北斎さんの作品を、
どうのこうの言う必要はどこにもなく、
只々、お二人の絵画は、
楽しむのが最高の粋かと感じます。

『名所江戸百景』の『する賀てふ』
・・・歌川広重の代表作に富士山が浮かび上がる。

夏の東京、心奪われる美しい夕焼けに
富士山がう浮かびあがる。

≪名所江戸百景≫の『するがてふ』浮き上がる富士山。

江戸時代は
工業公害も自動車も高層ビルもなかった。

だから、何しろ空気がキレイだった。
空が広くてきれいだった。
だから、夜空は、月夜も星空も抜群に綺麗だった。

渓流・清流の水は抜群に綺麗で
美しい江戸の海(東京湾)に流れ出て
魚影が濃く、江戸前の魚は抜群に上手かった。

とにかく、日本人の心の拠り所:富士は美しい!

『名所江戸百景』する賀てふ(出典:wikipedia)

『名所江戸百景』する賀てふ(出典:wikipedia)

▶︎日本が世界に誇る
天才画狂人の葛飾北斎の北斎画『赤富士』
もう何も言うことなし!
絵画が写真を超える瞬間もある。

凱風快晴(がいふうかいせい)葛飾北斎筆の名所絵(浮世絵風景画)『富嶽三十六景』全46図のうちの1枚。(出典:wikipedia)

凱風快晴(がいふうかいせい)葛飾北斎筆の名所絵(浮世絵風景画)『富嶽三十六景』全46図のうちの1枚。(出典:wikipedia)

▶︎北斎画の『赤富士』ならぬ
絵師:アオキシロウの史朗画『黄富士』
木版画を使わず、
あえて銅版画で日本の息吹を発露させている。

しろう絵『黄富士』:絵師アオキシロウ/世田谷美術館出展作品:銅版画  

しろう絵『黄富士』:絵師アオキシロウ/世田谷美術館 企画展出品作品:銅版画

▶︎アオキシロウは、世界遺産になる前の富士山に
2度登頂させていただきました。

2回目の登頂の途中、
人生に2度とない貴重な体験を2度も経験する。

葛飾北斎さんも『龍』を描くけれど、
この富士山の山肌を登っている最中に

自然界の『龍』に出会うことになる。

2回目の登頂のときに、7合目まで登り宿泊した夜中、
その時、生まれて初めて富士山の山小屋に宿泊は。
その夜は
雨が降らない落雷の夜でした。
未知なる体験ができたのは、
就寝する前に山小屋の外に出て

目の前に広がる漆黒の夜を目の前にした時、
落雷音とともに
目の前に稲妻(イナズマ)が天空の横に走る
のを観たんです。

下に落ちるのではなく
自分自身の目の前を稲妻が真横に走るのです。
何度も。
ビッかビッかビッか〜っと!
稲妻(イナズマ)が天空を横に走りぬける。

それは、
まさに、天空を横に走る【稲妻龍】だったんです。
今も、身体で覚えています。

そして、朝が明け、陽が昇り始め、
山頂が目の前になった時、視界は一気に開けた!

雨雲が一気に退いて、
眼前に大宇宙の青が現れたんです。天空の青!
まさにその時出会えた天空の青色は、
歌川広重さんのヒロシゲブルーだったんです。


やっと、頂上近くまで登ってきたので、
今まで、どこを登ってきたのか自分の歩んだ道を
観るために、下界を見下ろした。
すると・・・驚き! 驚いて恐怖すら感じたんです。

下界からニョキニョキと自分に
白い物凄い雲の塊が自分に向かって走り登ってくる。

富士山の山肌を走って物凄いスピードで、
自分に向かって登ってくる凄い雲。畏怖しました。

まさに富士の山肌をにじり登るニョキニョキと
龍のカタチになって登ってきた。
そうです。・・・【登り龍】だったんです。

同じ日に2度も大自然界の奇境に出くわす。
まさにラッキー!幸運です!好運です!

通常の日常では絶対に出会えない瞬間。
お富士さんに登ると非日常の連続が存在する。
まさに
霊峰。だったんですね。
その時に下の『史朗画』が生まれました。

画人アオキシロウの作品『天空の富士』

画人アオキシロウの作品『天空の富士』

歌川広重(ヒロシゲ)・葛飾北斎(ホクサイ)
世界的2大巨塔はアートを感化し続ける!

浮世絵師の歌川広重さんと葛飾北斎さんには
感化(インスパイア)されっぱなしなのは
何も絵師・画人・イラストレーターである
僕だけでは、ありません。

観るアナタをも何らかの心の潤滑油を
この巨匠二人には受ける結果となる。
そう感じています。
浮世絵師の歌川広重さんと葛飾北斎さんは
こよなく富士山を愛した。
この巨匠お二人は、霊峰:富士に
感化(インスパイア)され
後世に残る美意識の遺産となる作品群
歌川広重『富士三十六景』
葛飾北斎『富嶽三十六景』をこさえました。

僕は、断言したいのですが
絵師・画人の歌川広重と葛飾北斎は
世界が誇る日本の名物”富士山”の如く

世界が誇る日本の”最高峰”である!
と言っても過言ではないです。

この【日本美意識本舗】では
歌川広重さんと葛飾北斎さん以外にも

もう凄すぎる芸術・美術の達人を
アナタにシェアしますんでお楽しみに!

話を、浮世絵師 歌川広重さんに戻しますね。

画家ゴッホが
浮世絵師 歌川広重の浮世絵を
模写したってホントなの?!

あの有名な巨匠画家のゴッホが
歌川広重の浮世絵に多大な影響を受けて
模写していたことは有名ですが・・・

大衆文化であり日本を代表する
庶民・伝統芸術の一つ浮世絵・浮世絵版画は
日本が誇る『美意識のカタチ』として
ジャポニズムの潮流に乗り
欧米を中心とした海外でも愛され
19世紀後半の美・芸術界や音楽にまでも
多大な影響を与えたんですね。

※ジャポニズムとは:
フランスを中心としたヨーロッパで日本美術
(浮世絵、琳派、工芸品など)が
19世紀中頃の万国博覧会(国際博覧会)への
出品をきっかけに日本美意識へ注目が集まり
起こった大きなブーム・潮流のこと。

ゴッホは歌川広重の名所江戸百景
『亀戸梅屋敷』を模写していた!

▶︎『名所江戸百景』の『亀戸梅屋舗』
梅の樹の間から景色を覗く。粋ですね!
さすが広重さんの絵
師・画人の視点、

『名所江戸百景』の傑作『亀戸梅屋舗』(出典:wikipedia)

『名所江戸百景』の傑作『亀戸梅屋舗』(出典:wikipedia)

▶︎ゴッホの模写  

ゴッホの模写(出典:wikipedia)

ゴッホの模写(出典:wikipedia)

 ▶︎広重さんとゴッホの絵を比較して
 どちらがいいか?みたいなサイトが巷にありますが、
 ナンセンスです。絵とか美術・芸術は、観る人が
 『いいなぁ、コレ、いい感じ』
 『ワタシはコレが好きなの』
 『俺はコレが好きなんだ!』が全てなんです。
 比べることは意味がない。
 アナタがいいなぁと感じた世界観が最高っ!
 たった、それだけなんです。
・・・それで、いいんんです。それが最高なんです!

画家ゴッホは、歌川広重の代表作
『大はし あたけの夕立』も模写していた!

▶︎『名所江戸百景』の傑作『大はしあたけの夕立』
動画じゃなくて静止画のはずの浮世絵版画。
広重さんの手に掛かると
静止画が動画になっちまう!驚嘆!

『名所江戸百景』の傑作『大はしあたけの夕立』(出典:wikipedia)

『名所江戸百景』の傑作『大はしあたけの夕立』(出典:wikipedia)

▶︎ゴッホの模写
模写だとしても違う人間が描くと”絵”は
違う印象になりますよね。

「大はしあたけの夕立」」をゴッホが模写(出典:wikipedia)

「大はしあたけの夕立」」をゴッホが模写(出典:wikipedia)

『雨が降ろうがあの釣り場へ』絵師アオキシロウの”史朗画”

『雨が降ろうがあの釣り場へ』絵師アオキシロウの”史朗画”

▶︎雨が降ろうが、
釣り人:ルアーマン:フライフィッシャーマンは

あの透き通る渓流へ、あの絶景に会いに行く。
・・あの宝石のような山女魚(ヤマメ)に会いに行く。

あの珠玉の美肌の岩魚(イワナ)に会いに行く。
・・雨が降ろうが会いに行く。

アウトドアシーンイラストレーター:アオキシロウの作品

浮世絵師 歌川広重の浮世絵は
ゴッホやモネなど海外の芸術家を感化していた!

・フィンセント・ファン・ゴッホ
(オランダ出身のポスト印象派画家)
・アンリ・リヴィエール
(フランス出身のポスト印象派画家)
・クロード・モネ
(フランス出身の印象派を代表する画家)
・エドゥアール・マネ
(フランス出身であり印象派の中心的画家)
・クロード・アシル・ドビュッシー
(フランスを代表する作曲家)
その他、多くの芸術家・作家に影響を与えたんですね。

僕は当然だと感じています。
今、日本の美意識の食『寿司』が全世界の人々に好まれ
食べられるようになり愛されるようになった昨今の現実。
僕の友人も寿司職人として、全世界中に招かれ
日本の食文化・美意識を海外の人々に伝え教えています。

その背景には、
大自然の四季の美から、粋・侘び寂びを感じ取り
唯一・別格・卓越・超越・秀逸・抜群を
自然なカタチでこさえる『美意識』と『源泉』を
先人・先達から引き継いでいる財産があるんですね。
・・・心から感謝しています。

浮世絵師 歌川広重の猫。
歌川広重が描く猫は目立たないけど可愛い(^^)

今、僕らが生きている時代と等しく
江戸時代の庶民・町民の暮らしの情景の中に
自然に登場しているのが『犬』と『猫』

浮世絵師 歌川広重さんが描く人間の顔は
とてもユーモラスで滑稽な表情をしているものを
多く見かけるのですが
『猫』と『犬』の顔や姿が目立たないんだけど
とても可愛らしく感じるのは僕だけでしょうか?

浮世絵師 歌川広重さんの優しい眼差しが描くんですね。

▶︎『名所江戸百景』の『浅草田甫酉の町詣』
 吉原で働く女性の控屋があったのが浅草田甫。
遊女屋の窓の格子窓から猫が外を眺めている。

『名所江戸百景』の『浅草田甫酉の町詣』 (出典:wikipedia)

『名所江戸百景』の『浅草田甫酉の町詣』
(出典:wikipedia)

歌川広重の代表作・秀逸な浮世絵作品に
出会える美術館・スポットはココ!

では、広重さんの作品が所蔵されている。
作品の内容については各自問い合わせください。

歌川広重のココがスゴい!超魅力!
風景浮世絵で花を咲かせる歌川広重!

数多くの日本の絶景を浮世絵で描いた歌川広重。

歌川広重の傑作シリーズには
『東海道五十三次』や

『名所江戸百景』や
『富士三十六景』の

1枚1枚をじっくり味わい観ていくと
あたかも
自分自身がその現場にいるかのような
錯覚に包まれるほど
絵自体の超魅力にに引き込まれます。
それは、歌川広重の抜群の構成力と
観客の目を強烈に惹きつける構図の面白さにあります。

歌川広重は。絵を観た人を
その旅先にタイムスリップさせてくれて
絶妙な風景の切り取り(トリミング)と
立ち位置を体験・体感させてくれるトコロが
歌川広重の真骨頂
世界の人々を魅了し続ける秘密がココにあります。

ですので、可能な限り広重さんの傑作・名作を
継続的にご紹介していきますので
ぜひ、広重さんと旅をした気分で
広重風景浮世絵を楽しんでください。

”東海道五十三次”の箱根宿、切り立ち
デフォルメされた箱根の山は一度観たら忘れられない。

箱根宿(はこねじゅく)は、東海道五十三次の10番目の宿場である。現在の神奈川県足柄下郡箱根町にあった/出典:wikipedia

箱根宿は極端にデフォルメした箱根の山がクローズアップされ
その効果で、
下に観える芦ノ湖がより遠くに広がって
観えるスケール感を出しているんですね

右側に目を移すと、三度笠をかぶった旅人の行列が山を
登ってるんですね。
江戸時代は、箱根の山は難所だったんです。
広重さんが描く浮世絵を観ると、
箱根の旅をしたくなるほど魅惑的なんです。

浮世絵師 歌川広重の浮世絵だけでなく幅広く
浮世絵名作を生(ナマ)で観れるスポットは何処?!

日本全国の”歌川広重”の作品が
閲覧できるスポットを紹介しましたが
歌川広重さんの展覧会は、開催されると
やはり、人気は昔も今も同じで・・・混雑。

・・・なので、人混みや混雑が大の苦手な
日本美意識本舗の筆者:アオキシロウは、
密かに静かに通い続けている
浮世絵専門の美術館をキープしてるんです。

実は、人が少ない平日の午前中、密かに一人で
何回も訪れる最高のスポットなんです。

絵・画・ビジュアルを描き表現することを
生業にしている筆者自身だけでなく
→普段、忙しくお仕事をされていて
心を落ち着けたいという方へ。
→慌ただしい喧騒を離れ浮世絵に親しみたい方へ。
→静かに絵版画に向き合いたい方へ。

太田記念美術館が是非!ぜひオススメなんです!

建物は決して大きくないけど
東京:原宿の表参道から少し入った路地に
静かにひっそりと佇む浮世絵専門の
【太田記念美術館】は粋ですよ(^^) ココ ⬇︎⬇︎⬇︎

東京原宿:表参道からの路地に佇む小さいけどな”太田記念日美術館”

東京原宿:表参道に佇む浮世絵専門のミュージアム【太田記念美術館】

▶︎太田記念美術館・・・電話:03–5777-8600
ハローダイヤル:03-5777-8600

           〒150-0001  東京都渋谷区神宮前1−10−10

▼『名所江戸百景:深川州崎十万坪』が観れた
 【江戸の絶景:雪月花】展は会期終了しました。
▶︎現在は【浮世絵動物園】は5月28(日)に終了しました。

浮世絵が落ち着いて鑑賞できる東京の穴場的美術館:筆者のお気に入り”太田記念美術館”

▶︎名古屋ボストン美術館での
【歌川広重 東海道五十三次展】は終了しました。

名古屋ボストン美術館で
2017年3月18(土)〜5月14(日)まで開催された
三菱東京UFJ銀行貨幣資料館所蔵の
【歌川広重 東海道五十三次展】は終了しました。

浮世絵コレクションより、保永堂版全55点と
類作の行書、隷書れいしょ竪絵たてえ東海道から
東海地方の作品などを加えた75点。

歌川広重の代表作『東海道五拾三次之内(保永堂版)』
東海道道中を行き交う江戸人を描いた
その旅情あふれる風景浮世絵。

風景浮世絵師 広重の視線は
我々の日本人の美意識と心を捉えて
盛況のうちに終了しました(^_^)

まとめ

このサイトを訪れたアナタは
叙情詩人であり風景浮世絵師の
歌川広重さんの美意識”

響き渡ったんじゃないでしょうか。

【日本美意識本舗】では
アナタ自身の感性と心に潤いを与え
アナタの人生を豊かにてくれる
優れた先人・先達の美意識ビタミンをお届けしています
 (^^)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の巻末に著者:アオキシロウの詳細プロフィール
を紹介していますので、ご覧ください(*
゚▽゚)

アオキシロウの史朗画『雨が降ろうがあの釣り場へ』

アオキシロウの作品/史朗画『雨が降ろうがあの釣り場へ』

この記事を書いた著者プロフィール
このサイトの記事を執筆いている筆者:アオキシロウは、
絵・画・ビジュアルを描く表現者・絵師・イラストレーターです。
独自の世界観・美意識で創作表現をお届けしております。

自著の本サイトでは
人の感性と心に潤いと楽しさを与える先人・先達のアートと
社会をつなぐ橋渡しのお仕事をしています。
また、著述家・コラムニスト・ライター
の仕事も携わっております。

▶︎アオキシロウに絵画制作の依頼をされたい方・会社様へ。
お仕事の発注をされる出版社・編集プロダクション・
広告アドエージェンシー・アドプロダクションの
編集者・装幀家・アートディテクター・
クリエイティブディレクター・デザイナーの方々へ

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アオキシロウことSHIRO

SHIROことアオキシロウ
絵師、ビジュアルメーカーを生業とてお仕事をしております。

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  • 快慶の仏像彫刻は美しく、仏師”快慶”の存在は兄弟子”運慶”と共に輝き続ける!

  • 運慶の金剛力士・大日如来・弥勒・無著・世親の仏像彫刻の美は全世界を魅了する至宝!

  • 歌川広景(ヒロカゲ)の浮世絵は、笑える美意識とユーモアが満載!さすが歌川広重の弟子さん!

  • アオキシロウのプロフィール

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  • 東洲斎 写楽と言えば大首絵。正体不明の謎多き浮世絵師。

  • 宮本武蔵 日本最強の剣豪・”五輪書”の著者であり兵法家・二天一流の開祖。水墨画も描く美意識の達人!

  • 千利休:”わび茶・草庵の茶”の完成者。商人武人であり茶聖と呼ばれた美意識の達人!