運慶の金剛力士・大日如来・弥勒・無著・世親の仏像彫刻の美は全世界を魅了する至宝!

この『日本美意識本舗』で
絶対に紹介したい美意識の達人の一人。
日本彫刻界の最高峰であり世界の至宝である
”運慶(うんけい)”さんをお届します。
申し遅れました。
日本美意識本舗『美意識の達人たち』のオーナー・筆者
絵師・イラストレーターのアオキシロウです。
運慶さんという
こんな素晴らしい美意識の達人が
我々の先人・先達にいたと思うと
胸が高鳴ります。
僕自身、この素晴らしい事実に
感動と感謝の念を隠せませんので
ご紹介させていただきますね。(*゚▽゚)ノ
もくじ:この記事の内容
運慶の55秒早わかりプロフィール

運慶の肖像とされる僧形像(六波羅蜜寺)/出典:wikipedia
運慶(うんけい:Unkei)さんという人は
平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて
大活躍した奈良の仏師(ぶっし)なんです。
日本彫刻史上にもっとも有名な彫刻作家です。
※仏師 (ぶっし)とは
仏像・仏画の制作に従事する人を指します。
生誕年月日は定かではないですが、
没年は1223年:貞応(じょうおう)
2年12月11日と伝えられています。
仏師・運慶の傑作が大集結!過去最大の展覧会開催!
興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」:東京国立博物館
日本の仏像彫刻の美を創造した
最も著名な仏師・運慶(うんけい)
超絶な美意識と卓越した造形創造力で
まさに生きている生命感を現実に仏像たちに
注ぎ込み蘇らせた天才彫刻師”運慶”
快慶と共に、日本の輝かしい彫刻の一時代をリードし築きました。
東京国立博物館で開催される展覧会は
運慶とゆかりの深い興福寺をはじめ、各地から名品を集められ
運慶の生涯を辿る過去最高の展覧会。
さらに運慶の父・康慶(こうけい)
実子・湛慶(たんけい)、康弁(こうべん)ら親子3代の作品を揃え、
運慶の作風の樹立から
次世代の継承までを辿り観れる見逃せない美意識のイベントです。
場所:東京国立博物館 平成館 特別展示室
会期:2017年9月26日(火) ~ 2017年11月26日(日)
運慶(うんけい)の家系は”仏師一族”
父は仏師の師匠:康慶(こうけい)!
運慶さんのお父さんは
父であり師匠であり
慶派(けいは)の仏師だった康慶(こうけい)さんという人物。
つまり、運慶さんの血筋は仏師だったんですね。
仏師だった康慶(こうけい)さん
慶派(けいは)とは? いったい何っ?
慶派(けいは)とは仏師集団のひとつ。
運慶が属する仏師集団は
その多くが名前に「慶」の字を用いるところから
慶派(けいは)と呼ばれ
奈良:興福寺を拠点に活動していたんです。
・・・で
運慶さんは
慶派の中心的仏師として活躍していました。
当時は京都に根拠を置く
他の仏師集団には
院派(いんぱ)や円派(えんぱ)もあって
貴族階層の信任を受けて勢力があったんです。
一方、
興福寺に所属し奈良を中心とする
運慶の属する慶派(けいは)は
精力的には、あまり振るわなかったのですが
時代が流れ
運慶さんの代になると
関東武士の間に活躍の場を求め
武士階級・諸豪族の絶大な人気を集めて
勢いと活躍の場を逆転させることになったんです。
運慶の傑作:現存する最古の仏像は
奈良・円成寺”大日如来像(国宝)”なんです。

円成寺大日如来像(国宝)/出典:wikipedia
今、現在も存在する運慶の最古の傑作・名は
➡︎奈良・円成寺の国宝『大日如来(だいにちにょらい)像』
代表作・傑作には
➡︎奈良 興福寺の国宝
:北円堂の弥勒(みろく)・無著(むちゃく)像・世親(せしん)像。
また、仏師:快慶(かいけい)との共作の
東大寺南大門の国宝『金剛力士(仁王)像』は
日本が誇る至宝・逸品である。
※運慶(うんけい)と並ぶ天才仏師:快慶(かいけい)について
知りたい方はコチラ ➡︎ http://vintage-sketch.net/kaikei/
※”金剛力士像”(国宝)人呼んで”仁王さま”!
睨まれると動けなくなる超迫力に圧倒されます!

東大寺金剛力士像(阿形像)国宝/出典:wikipedia
作品の特徴は
豪放な力強い重量感と
写実的で男性的で
自由な動きをもった美意識の作風が
心地よい波動を放っています。
質実剛気な作品方の気質は
当時の諸豪族の絶大な人気を集め
関東武士の好みに合ったのだと感じます。
運慶様式を完成させ、鎌倉彫刻に多大な影響を与えたんですね。
この鬼気迫る迫力の美意識と雰囲気は
僕自身も物凄く好きなんです。
・・・アオキシロウ
・・・連載収筆中です。お楽しみに!・・・つづく
この記事の巻末に著者:アオキシロウの詳細プロフィール
を紹介していますので、ご覧ください(*゚▽゚)ノ